夢見ていたことが、、

あと二日で今年も終わりますね、2016年、皆さんはどんな一年でしたでしょうか?

 

私は若かりし頃に憧れていた夢に大きく近づいた年でした!
五十路も半ばにしてちょっと恥ずかしいですが、、

 

この夏北欧デンマークで四半世紀ぶりに同窓のクリスチャン・ヴーストとデンマークでレコーディング出来たこと!!

 

 

スタジオの外はまさに北欧の森です、そして演奏している時にヘッドホンから聞こえてくる美しいフリューゲルの音、ヤコブ・ブキャナンは ケニー・ウイラーのそれを連想させるECMアーティストです。
そして私のオリジナルで、ソロを吹くクリスチャンの音の美しさに、何度もウルウルと込み上げてきて、途中譜面が見えなくなってしまいました。
その音に暖かい彼の人間性が現れています。

 

北欧に行くことはこれまで何度もありましたが、あるレコーディングでコペンハーゲンに滞在した時、彼と久しぶりに電話で長く話して、それからさらに5年がたった今年、ようやく実現しました!!

 

 

 

今から30年前、まだ関西にいた頃、 ECM好きの仲間とほぼ同居状態で、グループを作りECMごっこ(?)をしていた頃。
外に出るとECMよりも主流派のジャズの人たちが圧倒的多数で切磋琢磨していて、自分も一応その中に居ることは居たけど、なんかしっくりこなくて、、
その後、アメリカに留学して敬愛するジョー・ハント氏に出会うまで、なかなか心底本音で没頭できるものが見つからない状態でした。

 

 

いつも演奏の仕事から戻ってきては、ヘッドフォンで大音量にしてヤン・ガルバレック、ケニー・ウイラー、ヨン・クリステンセン、ラルフ・タウナー、ジャック、キースなどの名盤をまだアナログレコードで夜中じゅう聴きまくっていたあの頃。ジャケットの録音風景の絵を見て、まるでジャックやヨン本人になったような気持ちで、頭の中はノルウエイのスタジオにいる気分だった、、、

その頃夢にまで見たあの環境にこの夏私は居ました!!

 

 

 

そして憧れのECMサウンドのスタジオで惚れ惚れする音を拾ってくれたエンジニアのヤコブ、彼はオスロのレインボウ・スタジオのヤン・エイク・コングスハウクのアシスタントをやっていたらしい。
なんと知らない間に写真も彼が撮ってくれていた、若いのに気がきくな〜。

素晴らしいサウンドと音楽性で作品に光を与えてくれたメンバーたち(そうそうたる面々、でもナイスガイ←ここ重要)

 

 

デンマーク第二の都市オウフス郊外にあるスタジオ!で5時間くらいでメンバーのオリジナル九曲(私は3曲)それぞれ3テイクくらいづつサクッと録りました。
本来自分にとって凄く自然で幸せなことなので、何のストレスも一切なく夢のような時間はあっという間に過ぎて行きました。
もう全てOKテイクと言っても過言ではないくらい良いです。
今それを選んでいるのですが、全て良いので選べない〜♫

 

 

来年のリリースに向けての準備作業で海外との連絡などで忙しくしています。
全てをデンマークでやる予定にしています。
もうこれははっきり言って、これまでの自分の中でベスト、というか、やりたいことをやってます!!やっと😀
多くの人に聴いてもらいたいです。

 

今リリースに協力してくださる方がいて、作業を進めているのですが、現地はクリスマスだったり、国の国家的行事の音楽を任されているメンバーが忙しくメールが全く帰ってこなかったりで、結構時間がかかっています。
3月にバート・シーガーが2年ぶりに来日、そしてクリスチャンも単身で5月に来る予定なので、そのツアーに間に合うよう頑張ります。楽しみにしていてください!

 

 

そして、皆さんも良いお年をお迎えください!!!!


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